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【本紹介】経済は地理から学べ!

現代の経済ニュースをきちんと理解していますか?

私は本書を読んで、これまでの理解は不十分だったと気づきました。

とても読みやすく、新たな視点を与えてくれた本です。

 

 

 

本の紹介

本の内容

まとめ

 

 

 

本の紹介

経済を動かしているのは地理である

 

なぜ、アメリカはTPPから離脱するのか

なぜ、土地も資源もない日本が経済大国になれたのか

なぜ、日本はロシアと経済的結びつきを強めるのか

それらを解明するヒントは「地理」に隠されており、

地理で経済をつかむために「自然」「スケール」「資源」「距離」の4つの視点で見ることで、ストーリーが見えてくると説いています。

 

 

 

本の内容

本書では、いくつもの国と地域が取り上げられているのですが、その中でも地理と経済の関係が分かりやすいオーストラリアを例にご紹介します。

 

オーストラリアは南半球に位置する経済的に豊かな先進国なのですが、実は先進国の中でも特異な存在です。

通常先進国の主要な輸出品目は、機械類や自動車なのですが、オーストラリアは鉄鉱石や石炭など天然資源がほとんどです。

まるで発展途上国のように見えます。つまりオーストラリアでは、さほど工業が発達していません。

天然資源が豊富で経済的にも豊かなオーストラリアの、工業発達を阻害している要因は何でしょうか。

 

ここで、「自然」「スケール」「資源」「距離」の4つの視点が登場します。

自然︰国土の大半が乾燥地帯で、人が居住可能なのは一部沿岸部のみ

スケール:人口約2,000万人と国内市場が小さい

資源:天然資源が豊富だが、人が住めない乾燥地帯に偏在している

距離:天然資源が採掘される地域と都市が遠く、輸送費がかかる。

以上のような状況が重なり、天然資源を国内で加工し、工業製品を国内消費・輸出するよりも

天然資源そのものを船で輸出した方が利益が大きくなります。

 

そして製造業のような労働集約型が強い産業が発達していないため、海外から低賃金労働者を受け入れる必要がありません。

最低賃金は日本の2倍ほどと高く、移民は労働者ではなく、リタイアした富裕層が中心になっています。

 

地理を知ることで、ニュースで得た断片的な情報ではなく、

その国の自然から経済や文化まで一連のストーリーとして理解することができます。

 

 

 

まとめ

本書では、さまざまな国や地域で、

なぜ、その産業が発達している(しない)のか

なぜ、その国と貿易が活発なのか

なぜ、その政策をとっているのか

地理の「自然」「スケール」「資源」「距離」の4つの視点を学ぶことで、点と点が繋がり、物語として理解できることが分かります。

 

物語として理解することで、さまざまな事象が変化していることに気づきます。

先進国は高齢化によりスケールが小さくなったり、

技術革新によりアメリカが原油輸出国になったり

かつて想像もできなかったことです。

世界はどんどん変わっていきます。

今起きていることだけを知ることに、あまり意味は無いでしょう。

今ある情報は何れ役に立たなくなります。

 

しかし、この「4つの視点」を理解しておくことは、いつでも使える知識になります。

 

著者は、地理とは「現代世界そのものを学ぶ科目」としています。

データをアップデートし、4つの視点で理解する。

これが経済をつかむための思考法です。

 

学生はもちろんですが、全ての社会人にもオススメの本です。