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【テラスハウス事件】あなたも簡単にひどい人になり得る

ここ数日、テラスハウス出演者の死に関連する報道がメディアで報道されています。

亡くなった方には、ご冥福をお祈りします。

メディアでは、ネットでの誹謗中傷が原因で自殺したのではないか、と報じられています。

私は番組を見たことはないのですが、人気番組だったようですし、「台本なし」で、その人の本当の姿と周囲の人間関係が描かれることで、ネットで叩かれやすい種類の番組だったと想像できます。

 

ニュースを見た人のほとんどが、ネットで叩いていた人に対し

「ひどい人たちだ。よくそんなことできるな。まともな自分には理解できない。」

と思ったでしょう。

しかし本当に、自分は「まともな人間」でネットで叩いていた人が「ひどい人」なのでしょうか。

私は、両者にほとんど違いはないと思います。

スタンフォード監獄実験というのをご存じでしょうか。

 

 

スタンフォード監獄実験

1971年スタンフォード大学で、心理学者フィリップ・ジンバルドーによって行われた実験。

地下室に刑務所さながらの場所を作り、被験者を「看守」と「囚人」の2つのグループに分け、実験中は、被験者に本物の刑務所のように過ごさせました。

服装もそれぞれ着替えせ、看守は囚人をidで呼びました。

実験は2週間の予定で始まったのですが、あまりにひどい内容となり、6日間で中断されることになります。

 

実験初日は、まず囚人役が逮捕され、刑務所に入れられるところから始まります。看守役が戸惑いを感じながら、囚人役に命令をしていきます。

それが2日目になると違和感がなくなり、命令が威圧的になりました。

3日目には、囚人への命令が、身体的・精神的虐待へと変化。裸にさせたり、素手でトイレ掃除させたり、睡眠を妨害するなど。

囚人役の中には、泣き叫ぶ人やパニック状態になる人が現れました。

4日目以降は、虐待がエスカレート。囚人役も徐々に抵抗しなくなり、虐待を受け入れるようになりました。

そして6日目、ジンバルドーの下で実験の助手をしていた大学院生が、悲惨な実験状況に抗議し、実験は中断されました。

しかしこのとき、看守役そしてジンバルドーも、実験の続行を希望しました。「こんなに面白い結果が出ているのになぜ辞めなければならない」と考えたそうです。

 

実験から50年弱が経ち、この実験結果にはいくつかの疑問が投げかけられているそうですが、私はこの実験結果が人間の本性というか、心理をしっかり表していると思います。

人間は環境によって、いとも簡単に言動を変化させます。

スタンフォードの監獄実験では、たった3日でした。

 

 

テラスハウスに関する報道で思うこと

報道を見た人のほとんどが、

「ネットで誹謗中傷している人は、自分とは違う頭のおかしな人」

と思っているかもしれませんが、私はその考えは非常に危険であると思います。

 

彼らのほとんどは、「頭のおかしな人」ではなく「普通の人」であり、

自分も「普通の人」であるならば、いつでも「頭のおかしな人」のような言動をする可能性は十分ある。

私はそう考えています。

この事件を他人事として捉えるのは、正しい情報の受け取り方でしょうか。