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インデックス投資の弱点

6月に入り一段と株価が上昇し、日米共に株価がほとんど暴落前まで戻っているような状況です。

私のポートフォリオもどんどん大きくなり、自称バリュー投資家の私としては、嬉しいやら悲しいやらといった複雑な感情。

 

ここ数年の株価上昇を牽引してきたのは、GAFAM(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル、マイクロソフト)と呼ばれる5銘柄です。

私もアップルは個別株を保有し、インデックスファンドを通して5銘柄に投資しています。

そのためGAFAMの株価上昇の恩恵を存分に受け取っています。

この5銘柄を除いたS&P500のリターンは、実際のS&P500のリターンよりかなり劣るらしい。

GAFAM5銘柄だけでS&P500の20%を占めており、これまで見られなかった偏りがあります。

S&P500はその名の通り500銘柄で構成されているのですが、なぜこのようなことが起こるのでしょう。

その答えは、指数の算出方法である時価総額加重平均」にあります。

 

 

時価総額加重平均のデメリット

S&P500だけでなく、TOPIXなど世界の主要な株価指数は、時価総額加重平均で算出されています。

単純に500銘柄で均等に組み入れられるわけでなく、時価総額の大きさに応じて指数に組み入れられます。

そのため、現在時価総額が大きなGAFAMに偏っているのです。

 

この算出方法は、いくつかデメリットがあります。

一つ目は、偏りが生じて分散が効かず、リスクが高くなること。

インデックス投資をする目的として「リスク分散」があるのですが、それができなくなっています。

 

二つ目は、時価総額≠企業の実力 であること。

時価総額が大きな企業は、その大きさに見合うだけの利益を挙げる有力企業だと捉えられることが多いのですが、それは間違いです。

時価総額=株価 × 発行株式数 = PER × EPS × 発行株式数

時価総額が大きな企業は、実力以上にPER(投資家の期待)が高いだけの企業である可能性があります。

そして発行株式数が増えたところで、下式のように、投資家に直接的なメリットはありません。

投資家の利益=株価上昇 + 配当

過去のデータでは、高PER銘柄は、その後低リターンに終わることがほとんどです。

日本の80年代後半のバブルや米国の90年代後半のITバブルは、まさにこの罠にはまりました。

当時NTT株のPERは300倍を超えていました。株価が利益の300倍超だったということです。

歴史的にPERの平均値は約15倍にもかかわらず。

インデックス投資やGAFAM株が悪いというつもりはありませんが、このような危険が存在することを知っておくべきです。

 

 

解決策

時価総額加重平均のデメリットを解消するような商品が存在し、それらの商品を検討する価値はあります。

そもそもインデックス投資をする理由は

・低コスト

・低リスク

・手軽さ

この3つにあると思います。

これらを満たしていれば、何も時価総額加重平均にこだわる必要はないのです。

 

ここで、いくつかオススメの商品をご紹介

・配当貴族

配当貴族指数は、米国においては、25年以上増配を続ける銘柄を各銘柄均等に組み入れ算出しています。(日本や欧州では少し条件が異なります)

銘柄数も十分で、比率は均等。

リスクが分散されており、低コストで投資できる商品があります。

25年以上も増配している企業は、いずれも安定成長を続けている銘柄なので、優良企業の詰め合わせになっており、長期にわたってS&P500をアウトパフォームしています。

www.kakenpelo-blog.com

 

 

・高配当ETF

高配当ETFは、いくつも商品が存在し、日米だけでなく世界各市場の高配当ETFが存在します。

こちらも低コストで、時価総額加重平均以外の算出方法がほとんどです。

売上や利益は誤魔化せても、配当は誤魔化せません。

高配当ということは、それだけ利益を生み出している何よりの証拠となるので、必然的に人気だけの無実力企業は排除されます

 

 

私のポートフォリオは、時価総額加重平均のインデックスが中心となっていますが、

それ以外の部分は、配当や割安さ、安定性などを重視しています。

ジーゲル本でも示されているように、高配当戦略は長期に渡って市場平均を上回るリターンをあげているので、とても魅力的な戦略だと思います。